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2016年にSaaSスタートアップが資金調達するのに必要なこと

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この記事はシリコンバレーの投資家、Christoph Janz氏によるブログを許可をいただき翻訳したものである。Janz氏はPoint Nine Capitalのマネージングパートナーで、ZendeskなどSaaSスタートアップに数多く投資している。なお、Janz氏の投稿は、Jason M. Lemkin氏(世界最大のSaaSプロフェッショナルのコミュニティSaaStrのfounder、Adobeに買収されたEchoSignのCo-Founder、Talkdeskなどに出資)、Tomasz Tunguz氏(Redpoint Venturesパートナー、ExpensifyLookerなどに出資)およびJanz氏の同僚などシリコンバレーの著名なSaaSエキスパートによるレビューを受けている。

 

私たちがSaaSのスタートアップに投資する際、その多くはシードステージであり成長に伴う次の大きなイベントは、通常はシリーズAの資金調達です。シリーズAをやり遂げた次の大きなゴールはシリーズB、そしてさらにその先へと続いていくように思えるかもしれません。それはまるで「亀が積み重なる (訳注:Turtles all the way down。再帰的な世界観を表す言葉)」かのようでしょう。しかし、資金調達そのものは明らかにゴールではなく、目的達成の一手段にすぎません。AtlassianBasecampVeevaのようないくつかのSaaS関連企業は、大した額を調達せずに大きくなっています。ただしこれらの企業は例外的で、これが標準的というわけでもありません。Tomasz Tunguz氏のレポートによると、SaaS関連企業のIPO前調達額の中央値は、8,800万ドル(約94億円)にのぼります。

さて、2016年にSaaS企業が資金調達するには何が必要でしょうか。(勝負の)テーブルにつくために必要な資金は増加し続けていること、昨年と比べて少し好ましくないように見える調達環境を踏まえると、私は過去18〜24ヶ月よりも足切りは高くなっていると考えています(とはいえ、2008年のシリコンバレー不況に比べると、まだかなり簡単に調達できるはずです)。

以下に私の大まかな答えをご紹介します。

  • 以下の表は、実績のない創業チームであるということを前提としています。以前に大きなEXIT経験があるチームは、過去の経歴とPowerpoint Keynoteプレゼンテーションにより、シード段階でも高いバリュエーションで多額の資金調達ができます。
  • いくつかの情報は、エンタープライズ向けのSaaS企業に合わせて作られています。もし急速に広がる(Typeforminfogramのような)プロダクトがあるのなら、いくつかののルールは当てはまりません。
  • あなたにバイラリティー(影響力、話題性)があり、実績ある創業メンバーであれば、Slackのようになれますし、どんなルールも当てはまりません 🙂

2016年のSaaSスタートアップの資金調達基準

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