Batch19 Valentine’s Demo Day

Batch19 Demo Day全登壇企業40社ざっくり紹介

日本時間2017年2月16日の早朝に、500 StartupsのアクセラレーターSeed Program Batch19のDemo Dayが行われた。明日、3月6日(月)には渋谷のTECH LAB PAAKで、撮りたてのDemoDay動画を日本語解説付きで見るイベントを予定している。

解説はいつものように500 Startups JapanのパートナーであるJamesと僕。特別ゲストとして、InfostellarのCo-founder&COOの石亀一郎氏ともう1名に来てもらう予定だ。ぜひ最新のトレンドと最高峰のプレゼンを見に来てもらいたい。


500 StartupsのアクセラレーターSeed ProgramのBatch19には、全部で42社のスタートアップが参加した。今回も特定の領域に対して追加のサポートを提供する「トラック」が行われており、対象はB2BとFashion & Beautyの2領域であった。B2Bトラックは、Robert Neivert氏により、Fashion & Beautyトラックは、Tanya Soman氏が担当した。

500 Startupsはこれまでに、IntercomTalkdeskを筆頭とする多くのB2B企業に投資してきた。B2B企業にとっての最も大きな問題はセールスである。どのように営業担当を増やすべきか?どうやって案件をクローズさせるか?とうやって提案を交渉するのか?B2Bトラックはまさにこの問題にフォーカスし、B2Bスタートアップの起業家が、彼らのプロダクトを次のレベルのトラクションへ成長させることを支援している。

また、500 StartupsはFashion & Beauty領域にも多くの投資を行ってきた。IpsyLe ToteTheRealRealTradesyなどである。このトラックでは、ユーザーと売上をグロースさせるためのアドバイスを提供すると同時に、彼らが業界の大手企業と繋がれるように支援を行った。

Batch 19もこれまでと同様に、参加企業はダイバーシティに富んでいる。
・参加企業の29%に、女性の創業者が含まれる
・参加企業の49%は、米国外(15ヶ国から参加)のスタートアップ
・参加企業の13%に、黒人の創業者がいる
・参加企業の9%に、ラテンアメリカ人の創業者がいる

残念ながら今回も日本からの参加はなかった。2017年5月から開始するBatch21の募集はすでに始まっている。①バランスの取れたチーム、②ローンチ済みのサービス、③トラクションと優れたユニットコストが見えつつあるスタートアップは、ぜひ応募してみて欲しい。(締め切りは現地時間で2017年3月31日。500 JapanのOffice hourでも相談に乗ります。)


アクセラレーター500 Seed Program – Batch 19 登壇スタートアップ 40社


shearshare_logo
ShearShare

美容室の空いている席を、他の美容師に貸し出すシェアリングサービス。 創業者は元サロンオーナー。一般に、サロンの営業時間のうち40%の席は空いているとのこと。

 


InnerSpace

室内マップを自動的に作成するデバイスを開発。 WeWork、British Airways、Walmart、CISCOなど多くのパートナーを獲得。

 

Aumet

医療機器メーカー、ディストリビューター、病院を繋ぐプラットフォーム。 ファウンダーは医療機器業界で10年以上の経験を持ち、過去にEXITもしている。

 

Fingertips Lab

ドライバー向けのスマホのリモート操作デバイス「O6」を開発。 ハンドルに付けるタイプの小さなデバイスで、スワイプやタップが可能。 すでに1ヶ月で$160kの事前注文を獲得。

 

Baloonr

企業の中の様々なグループの中にあるバイアスを取り除くことを目的とした、匿名性の意見収集プラットフォーム。少数派の意見をAIにより拾い上げる。すでにディズニー、abc、BMW、ボッシュ、CapitalOneなど錚々たる大企業が有償顧客に。

 

Tagove

ライブビデオチャットと画面共有によるカスタマーサポートプラットフォーム。Citibankほか銀行やイギリス政府などを顧客に持つ。 ComplyRightの場合、65%の税金申告書が、記入ミスで拒絶されていた。導入後、50%改善。

 

Bstow

オンラインでの寄付を募るためのプラットフォーム。 オフラインでの寄付のマーケットは$340B。全体の92.9%にのぼる手付かずのマーケット。

 

FUEL

ヘルスケアデータ、フィットネスデータ、バイオメトリクス&ゲノムデータを元に、パーソナライズした食事を月額課金でデリバリーする。

 

Gluwa

bitcoinベースの銀行。10月ローンチで、11月に売上$10k、12月$56k、1月$87kと急成長。

 

CloudCoffer

イントラネット向けのセキュリティサービス。セキュリティ事案の69%は社内からの攻撃によるもの。独自開発のデバイスをルータ代わりに導入するだけで既知の攻撃も未知の攻撃も対応する。

 

Pawprint

ペット向けの電子カルテ。オーガニックで30,000のペットユーザー、4,600の獣医師ユーザーまで約2年で成長。Y Combinator Fellowshipの1期生でもある。

 

Almabase

卒業生からの寄付を効率的に集めるための総合プラットフォーム。オンライン寄付サービス、CRM、就職・転職支援、イベントプラットフォームなど。実際に、寄付金額を5倍にすることができた。

 

FLYE

ハッシュタグやメンションがないポストについても解析が可能なソーシャルメディア分析ツール。ローンチから5ヶ月でハードロックカフェやUSA TODAYなどを含む15のブランドを顧客として獲得。

 

MyFavorito

BtoC向けのCRM。マクドナルドに導入済みで、6.3%の売上増、マーケティング費用を5分の1に圧縮、Facebookよりも20倍もエンゲージメントが高かった。直近の顧客数は100社でサブウェイやマクドナルドなどを含む。イメージとしてはポイントカードや、FourSquareのメイヤー機能などに近い。

 

MojiLaLa

絵文字やスタンプのマーケットプレース。iMessageでトップのスタンプ配信元。6ヶ月で2,000人以上の絵文字アーティストが登録。

 


Mashvisor

不動産投資家向けの物件検索・比較プラットフォーム。通常3ヶ月かかる作業を15分に短縮する。

 

Park Evergreen

大型施設向けの駐車場管理サービス。ローンチ後わずか40日で3つの空港にパイロット導入。12の空港と商談中。空港からスタジアムなど大型施設に顧客ターゲットを拡大中。

 

Idwall

サービス登録時の本人確認に特化したサービス。IDを画像解析して入力情報を自動的に確認したり、ソーシャル情報をいくつか尋ねたり、犯罪者DBや多重債務者DBと照合したりできる。

 

Gestoos

マイノリティ・レポートのような自然で使いやすいジェスチャーインターフェースを実現するソフトウェアを開発。

 

KiLife Tech

子どもを見失わないためのウェアラブル。事前に設定した距離(1.5m〜60mで設定可能)よりも離れるとアラームが鳴る。子どもが勝手に外せないようにロック機能付き。防水だが、水を感知してアラームを鳴らす機能もある。

 

TalentBase

ナイジェリア発のアフリカのSMB向け給与計算・送金サービス。

 

UNICORN

アジアの男性向けスキンケアプロダクト。

 

OpenDoor

ミレニアル世代向けのシェアハウス。東海岸で3ヶ所を運営。従来のシェアハウスと異なり、小さな個人スペースと、大きな共有スペースを設けている。

 

PlutoAI

水道事業社向けの水道管理サービス。様々なセンサーからの情報をそのまま取り込み、解析する。世界トップ10のうち2社の水道会社で試験導入中。

 

Scopio

ソーシャル投稿される画像を場所やシーンごとに分析し、使用許可を撮影者に取り、商用に使えるようにするプラットフォーム。

 

Gas Pos

ガソリンスタンド向けのペイメントソリューション。既存のシステムは1970年台のもので、ICチップ付きクレジットカードを受け付けないし、スマホ支払いもできないし、そもそもPOSがない。

 

OWLR

安価なホームセキュリティカメラをオンライン化するソリューション。

 

ClaimCompass

遅延やキャンセルされたフライトに対する補償を簡単に請求できるようにするサービス。成功した場合に25%をマージンとして取る。 ほぼ同じアイディアのサービスAirHelpをTC Disrupt NY2014で見たが、ここは2016年8月に$12MのシリーズAラウンドを調達済み。

 

iControl

建築現場における紙のレポートや設計図をデジタル化する。スウェーデン発。

 

Teleport

スクロールでページ全体の背景に置いた動画をコマ送りでき、さらにその中の好きな箇所に写真や動画を埋め込める新しいメディアフォーマット。製品紹介やバーチャルツアー、教育などを主な用途と想定。

 

Sickweather

天気予報のように、地域ごとに流行っている病気や感染病を予報するサービス。SNSの解析と、クラウドソーシングおよび第三者機関の情報を元に予測。

 

Ambience Data

空気の汚染度を測定するデバイスと、地域ごとの空気汚染度をモニタリング・解析サービスを提供。

 

GymhHit

フィットネスジム向けのSaaS。トレーナー向けのCRMのような機能もある。

 

Cardlife

クレジットカードで有料月額課金しているB2B SaaSを一括管理できるサービス。

 

EventXtra

企業向けイベント運営プラットフォーム。2015年からWebsummitに導入され、来場時の待ち時間を15分から15秒まで短縮。月商$55k。月次36%成長。AppleやFacebookにも使われている。Batch19 Demo Dayの入場管理にも使われた。 普通にQRコードを使っているので、既存のソリューションのとの違いが良くわからない。。

 

Kompyte

競合のサイトを監視できるサービス。ウェブやプロダクト、広告キャンペーンに変更があった時にアラートしてくれる。

 

WeAreOnyx

黒人女性向けのメイクアップ動画配信、化粧品サブスクリプション、ECサイト。

 

Changejar

小売店舗での小額決済時向けのペイメントソリューション。取引手数料ゼロ。 現金で払った時のお釣りを現金で受け取らずにアプリで受け取ることで、この仕組みを実現している。

 

Crema.co

スペシャルティコーヒーを様々な生産者・ロースターからサブスクリプションで購入できるサービス。届いたコーヒーをレーティングすることで、好みのコーヒーをレコメンドしてくれる。

(参考記事)500 Startupsのアクセラレーターで学んだこと | 500 Startups Japan

 

Homigo

住宅オーナー向けの住宅メンテナンスアプリ。最初に全ての部屋・機器の写真を撮って登録しておけば、予防的なメンテナンスを提案してもらえ、そのまま業者に依頼もできる。

Yohei Sawayama

Managing Partner, 500 Startups Japan

Search