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500 Startups Japanが担当を決めずに投資先を支援する理由

こんにちは、500 Startups Japanの吉澤です。

各VCはそれぞれのスタイルで投資先を支援していますが、500 Japanの支援の特徴として「ハンズイフの支援」と「非担当制による支援」があります。

ハンズオンでもハンズオフでもなく、起業家が求めている支援を瞬時に行う「ハンズイフ」というスタイルで支援していることは以前こちらのブログで代表のJamesがご紹介しました。今回は「非担当制」についてご紹介したいと思います。

非担当制の支援とは?

皆さんは「あのスタートアップはどのVCのどのキャピタリストの担当か」という類の話を聞いたことはないでしょうか。私自身500に入るまで、VCはどの案件は誰の担当っていうものがあると思っていました。しかし、500 Japanでは「担当」という考え方はなく、チームメンバーそれぞれが全社を支援しています。つまり非担当制というよりも、全員担当制といったほうが適切かもしれません(笑)

パートナーとのスレッドで事業全般や資金調達の支援を行うほか、必要に応じてPRや採用といった様々な支援を、得意とするメンバーが行います。具体的には各メンバーが以下のことを特に専門的に支援しています。

  • James:資金調達、チームビルディング、グローバルネットワーク、交渉術、起業家のHard Things
  • 澤山:資金調達、資本政策、エクイティストーリー構築、契約書関連、M&A、開発全般
  • 吉澤:マーケティング、PR、メディア、マーケットリサーチ、医療業界全般
  • 小林:パートナーとのコミュニケーション、動画や写真撮影

なぜ非担当制なのか?

なぜJamesと澤山はこのスタイルにしたのでしょうか。

起業・スタートアップの経営に必要なことは様々で、創業初期の創業メンバーは資金調達・採用・プロダクト開発・マーケティング・営業と多岐に渡る仕事をこなしていかなければなりません。そんな中、キャピタリストが一人で支援しようとするとどうしてもそのキャピタリストの得意・不得意によって支援内容に偏りが出てしまいます。そういった偏りをなくし、どの会社にも必要な支援を提供できる体制にするため、500では全員が自分の能力を必要とする全企業を支援しています。

これは、全くスキルセットの異なるJamesと澤山が、お互いの専門を生かして500 Japan立ち上げていることがその背景にあると思います。チームメンバーそれぞれが専門を持ち、リスペクトし合うというカルチャーが影響しているのではないでしょうか。

連絡先が分散して大変ではないのか?

支援担当者が一人でないとなると、連絡窓口や責任所在が曖昧にならないか?と当然考えられます。

そこで私たちは投資が決定した後、500のチームメンバーと投資先の創業メンバーでオンボーディングミーティングを行っています。

投資先が今どんなことに困っているのか聞き、さらに500 Japanとして提供している支援の概要や担当者、その方法などを伝え、理解してもらえるようにしています。「オンボーディング」の名の通り、うまく500のリソースを活用し利用してもらえるよう起業家とコミュニケーションを取っているのです。

VCの支援方法の特徴を知ろう

このように500では日々起業家へ提供できる支援内容を向上できるよう、工夫しています。そして500に限らず、いろんなVCがそれぞれの方法で起業家を支援しています。VCとのミーティングの際は、質問に答えるばかりではなく、ぜひVCに対し「どういった支援をおこなっているのか」と聞いてみるとよりVCのことを理解した上で資金調達を行えると思います。また、VCが言う支援が実際に提供されているのか、既存投資先の起業家に聞いてみると確実でしょう。

吉澤美弥子

慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げ、2016年売却。外資系証券会社の株式リサーチ部で、TMT市場に関わる調査アシスタントなどを経て、500 Startups Japanに参画。

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