メルカリ・マフィアの誕生

メルカリ・マフィアの誕生

ついにこの日が来ました!山田さんをはじめとするメルカリの皆さま、IPOおめでとうございます。創業からわずか5年で数十億ドルのIPOにスケールすることは、シリコンバレーでレジェンドと呼ばれる人たちにもなかなか出来ることではありません。1人のベンチャーキャピタリストとして、そして日本のスタートアップを応援する者として、「ユニコーン」のIPOが実現したことを誇りに思います。 このIPOは、日本にとってある意味ほろ苦いものでもあります。なぜならば、日本の「唯一のユニコーン」と広く認識されていた企業がイグジットを果たしてしまい、再びユニコーンがいない状態に逆戻りしてしまったからです。もちろんスタートアッ…

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資金調達プロセスは採用プロセスでもある

資金調達プロセスは採用プロセスでもある

私たち500 Japanの多くのポートフォリオ企業は、ここ数カ月の間に資金調達を行ってきました。私は、資金調達を支援する中で、ファウンダーらが直面する共通のジレンマに気づきました。それは「提示バリュエーションが低めだけど一流の投資家に決めるか、それとも提示バリュエーションが高めだけど二番手の投資家に決めるか」どうかです。ここで言う「一流」とは、(通常は実績に基づいた)強いブランド力を意味します。 私たちは通常、比較して提示バリュエーションが低めでもそれが合理的な範囲内であれば、一流投資家から資金調達を受けるべき、とアドバイスします。特に既存株主(私たち500 Japan!)の持分の希薄化が進む…

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投資家に「ノー」と言われることが好ましい理由

投資家に「ノー」と言われることが好ましい理由

どの起業家にとっても、資金調達はまるで大きなブラックホールのようなものです。時間だけでなく、集中力までもを奪われてしまうからです。本来であれば事業の成長に注ぐべきあなたの貴重なエネルギーは、自分に出資して欲しいと説得して回ることに使われてしまいます。クロージングもまるで綱渡りで、投資家の要求をうまくバランスしながら反対側までなんとか渡りきる、というアクロバティックなプロセスになりがちです。しかし、これは言うまでもなく必要悪です。成長には資金が必要不可欠。しかし、それはあなたとあなたの会社にとってものすごい負担になります。だからこそ、500 Japanの起業家のみなさんには、フルタイムで資金調達…

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妊娠しているママに出資を決めた理由

妊娠しているママに出資を決めた理由

今回は勇気について書こうと思います。Infostellarに投資したときの話です。 Infostellarは、「衛星アンテナのAirbnb」を創るという大志を抱く、500 Japanのポートフォリオ企業です。創業者の一人である直美さんは、このように企業紹介されるのを嫌っていることは重々承知なのですが、シンプルに説明したほうが皆さんに理解して頂けますし、専門性が高すぎて私にはうまく説明しきれないのです。 私たちがInfostellarへの投資を決めたのは約1年半前のことでした。直美さんと投資条件について合意したその日に、大事なことをお伝えしたい、というお電話をいただきました。彼女は電話で「投資を…

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投資先の起業家による、500 Japanの評価

投資先の起業家による、500 Japanの評価

ベンチャーキャピタルのもどかしい一面は、そのフィードバックサイクルの遅さです。全体的に上手くいっているのかどうかを把握するのに、少なくとも3年程度はかかってしまうのです。中には、バリュエーションの高い大型資金調達を早い段階で行い、上手くいっているように見えながら、数年後にはトラクションが追いついていないことに投資家が気づき、企業価値を落としてしまう会社もあります。また中には、最初の2年間は全くパッとしないのに、気がつくと何もかもが上手く回り始め、急成長を遂げるような会社もあります。こうしたことがすべて、全体としては成功が失敗を大幅に上回らなければならない、ベンチャー・キャピタルの幅広いポートフ…

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世界を目指すスタートアップに必要な「Born Global」ムーブメント

世界を目指すスタートアップに必要な「Born Global」ムーブメント

500 Japanは3月6日に、日本にいるグローバルマインドセットを持った優秀な人材と、いま最も期待されている東京のスタートアップとを繋ぐイベントを開催します。すでにエンジニアやデザイナー、プロダクトマネージャーやマーケター、営業といった様々な職種の300名以上が登録してくれています。すでに日本で働いている、またはこの日本という素晴らしい国で働きたいと思っている、非常に優秀なバイリンガルや外国人は案外数多くいるものです。彼らにとってスタートアップこそが、伝統ある日本企業では普通体験できないようなダイナミックかつスピード感のある環境で働くチャンスだと、私たちは考えています。今回のイベントは、彼ら…

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シリコンバレーで資金調達を目指す日本の起業家がすべきこと、すべきでないこと

シリコンバレーで資金調達を目指す日本の起業家がすべきこと、すべきでないこと

日本で活動する数少ないシリコンバレーの投資家である私たち500 Japanの問い合わせフォームには、自然と世界進出を目指すファウンダーから多くのメールを頂きます。ご連絡をいただけて光栄に思うだけでなく、海外進出を視野に入れたファウンダーが最近増えてきていることが感慨深いです。 どうすればグローバルに成功する会社を築けるのか、というような質問を多く受けますが、その中でも頻繁に聞かれるのが、「どうすればシリコンバレーのVCから資金を調達できるか」です。この問いに答える前に気に留めておいて頂きたいのが、近頃は国内でも潤沢な資金を調達できる点です。このようなファウンダーが実際求めているのは、資金よりも…

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500 Japanは「ハンズオン」でも「ハンズオフ」でもなく、「ハンズイフ」投資家です

500 Japanは「ハンズオン」でも「ハンズオフ」でもなく、「ハンズイフ」投資家です

投資家から資金を受け取ったあと一体どうなるのか、起業家がそれを知りたいと思うのは当然です。スタートアップ業界で選べる投資家のタイプは千差万別ですが、よく言われる2つのタイプが「ハンズオン」(hands-on)または「ハンズオフ」(hands-off)です。 ハンズオンな投資家は、経営に深く関わることを好みます。経営陣の一員になることを誇りに思い、腕まくりをしてあなたの隣で一緒に働きたいと思っています。これは、特にアドバイスが欲しいタイプのファウンダーにとって、とてもプラスになることでしょう。しかし、マイナス面は、こういった投資家に間接的なコストが生じがちな点です。頻繁にミーティングをし、毎週の…

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いつIPOしたいかなんて言わないで

いつIPOしたいかなんて言わないで

日本のスタートアップ界隈でみられる、不思議なことの1つに、シードステージの起業家がピッチ中にIPOのタイミングを宣言することがあります。辛うじて最初の顧客を獲得できたかできないかぐらいの時点で、真顔で株式公開を何年の何月にする、と言うのです。無茶苦茶だと思ってしまいます。 あなたは、これを野心の表れだと捉えるかもしれません。会社のIPOを宣言するような起業家はきっと大きなビジョンを抱いているんだろう、ということでしょうか。こうした考え方が問題なのは、IPOを成功の終着点にしようとしているからです。エグジットで利益を確定できる投資家の場合は、確かにそうかもしれません。しかし、ファウンダーがそうで…

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スタートアップにありがちなチームスライドと、その改善方法

スタートアップにありがちなチームスライドと、その改善方法

資金調達のピッチデックにおいて、チーム紹介のスライドは最も重要なスライドの一つです。シードステージやアーリーステージのスタートアップの場合には、ほぼ間違いなく最も重要なスライドと言えます。その時期には目立ったトラクションを具体的に示せないので、チームが最大のセールスポイントになるでしょう。しかし、残念なことに、日本ではイマイチなチーム紹介スライドを用意するスタートアップが多いです。 ありがちなのがこのようなスライドです、と聞いて驚くかもしれません。 身体的な外見と役職を除くと、投資家は、このスライドからどのような情報を読み取るべきなのでしょうか?確かに、名前に顔写真を付けたことは良いことです。…

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