Batch22 Demoween

Batch22 Demo Day全登壇企業27社ざっくり紹介

日本時間2017年10月26日の早朝に、500 StartupsのSeed Program Batch22のDemo Dayが行われた。今日、10月30日(月)には渋谷のTECH LAB PAAKで、恒例の撮りたてのDemoDay動画を日本語解説付きで見るイベント「DEMO DAY THE MOVIE」の第8回目を予定している。

解説はいつもの500 Startups Japanのマネージングパートナーである澤山に加え、Marketing ManagerでFounder of HealthTech Newsの吉澤が担当。特別ゲストとして、SoucoのFounder & CEOの中原久根人氏をお招きしている。ぜひ最新のトレンドと最高峰のプレゼンを見に来てもらいたい。


500 StartupsのSeed ProgramのBatch22には、全部で36社のスタートアップが参加した。参加企業は顔認識からサプライチェーンマネジメント、バイク乗りのための世界最大のコミュニティまで多岐にわたるが、中でもFinTech(9社)、データ(7社)、そしてヘルスケア(7社)が目立つかもしれない。

Batch 22もこれまでと同様に、参加企業はダイバーシティに富んでいる。

  • 参加企業の14%に、女性の創業者が含まれる
  • 参加企業の42%は、米国外(13ヶ国から参加)のスタートアップ
  • 参加企業の31%に、アジア人の創業者がいる
  • 参加企業の11%に、中東出身の創業者がいる
  • 参加企業の10%に、ラテンアメリカ人の創業者がいる
  • 参加企業の8%に、黒人の創業者がいる

なお、2018年2月中旬からサンフランシスコで開始するBatch23の募集はすでに始まっている。①バランスの取れたチーム、②ローンチ済みのサービス、③トラクションと優れたユニットコストが見えつつあるスタートアップは、ぜひ応募してみて欲しい。〆切は現地時間2018年1月19日(金)の23:59だ。

また、昨年に続き今年も行われた500 Kobe Acceleratorについての報告会が11月6日(月)に予定されている。こちらもぜひ、興味のある方は聞きに来て欲しい。


500 Seed Program – Batch 22 登壇スタートアップ 27社

Rever
バイク乗りのためのアプリ。ツーリングコースの発見や、実際に走行したデータの共有、コミュニティ機能など。登録ユーザ数50万人、MAU率は30%。フリーミアムモデルで、C向けにプレミアム機能を月$5.99で提供。ホンダ、BMW、ハーレーダビッドソンなどにコミュニティアクセスやデータ提供なども行なう。

ShortPoint
イントラネットをコーディング無しで作成できるSaaS。ローンチから15ヶ月でARR $350k、QoQで47%成長、8月には黒字化。すでにMicrosoft、ノバルティス、EPSONなど大手企業に導入済み。CACは$500、LTVは$10k、年間Churnは2%。

Next Play
ミレニアル世代向けの社内メンターマッチングにより従業員のリテンションを高めるサービス。中規模〜エンタープライズ向け。Ericssonやsplunk、Hotel Tonightなどに導入済み。ローンチから9ヶ月で累計売上高$100k、QoQ200%成長。

MOL- Mediation Online
民事訴訟における調停をオンラインでできるようにするサービス。ローンチから6ヶ月で8,000件もの紛争を処理。通常90日かかるものを30日に、コストを半分に、解決率を2倍に高めた。

Public Goods
オーガニックな日用品(シャンプーなど)のサブスクリプションサービス。年間$59。直販によりコスト削減。2017年の売上高は$750k。粗利率は75%。

FreightRoll
運送会社のためのSaaS。荷主と運送業者のコミュニケーションを効率化・透明化する。トラック運転手ベースでは週次20%成長し、1.4万台のトラックに導入。売上高も直近では30%成長し、月次$30k以上に。

Fyodor Biotechnologies
マラリア感染を早期に判定できる尿検査キット。ナイジェリアとリベリアで認可を取得。ナイジェリアでのβテストで7.2万キットを販売済み。

Ohalo
ブロックチェーンを使ってデータと関連する規制を管理する、コンプライアンス対応のためのサービス。POC(プルーフオブコンセプト)実施ですでに$125kの売上、更に$3.2Mを見込む。

Elyse28
女性特有の慢性疾患に悩む人のためのヘルスケアアプリ。AIが様々なデータを収集し、人間のコンサルタントがチャットでパーソナライズドされたアドバイスをくれる。ローンチから6ヶ月でMRR $40k、マージンは50-70%。

Payment24
ガソリンスタンドでの決済専用?の「fuel card」をリプレイスするモバイルペイメントサービス。給油のポンプなどとも連携している。すでに$10Mを受注済み。EVの充電スタンドにも対応予定。

BotSociety
チャットボットや音声アシスタントに特化したUI/UXを備えた構築ツール。intuit、ナイキ、アクセンチュア、pwcなど多くの企業に導入済み。10月のARRは$218kと、アクセラレーター参加前後で5倍に成長。

reDock
RFP(提案依頼書)を解析して提案書を自動で作成してくれるAI。さらに専門家によるアドバイスも提供。北米5位のコンサルティングファームBDOに導入済み。1年前にローンチし、現在ARR $300k。

LaborVoices
アパレル工場などにおける児童労働や強制労働を防ぐためのソリューション。労働者から電話で直接情報を集め、ブランド企業へデータを提供する。THE NORTH FACE、アディダス、ニューバランスなど多くの著名ブランドが利用中。直近12ヶ月で$600kの売上。

curio.io
様々な記事をナレーターによる読み上げで聞けるサービス。the Guardian、FTなど20メディア以上と権利交渉済み。4ヶ月前にローンチし、月次40%成長、MRR $10k以上。通常、読者は1セッション辺り2分しか使わないが、curio.ioでは同じコンテンツでも35分も使う。日本ではVoicyがかなり近いコンセプトでかつ先行している。

Sendoso
ダイレクトメールの作成・送付を効率化するSaaS。ローンチから5ヶ月でARR $450k以上を受注。Churnは0%。Nutanix、セールスフォースなどを含む60以上の有料顧客の獲得に成功。

JudoLaunch
製品を様々な国でローンチすることをサポートするプラットフォーム。国別のマーケットプレイスの設定や、ターゲットすべきデモグラフィーやキーワード選びをサポートする。ローンチから1年で月商$23k、月次25%成長、すでに100ブランド以上にサービス提供。

Rapa
米国在住のインド人がインドで家を買うためのローンをリファイナンスする。ローンチから5週間で、条件の合うローン借り換え需要が$7.6K集まった。

Mobile Forms
アフリカにおいて信頼できるマーケットデータをクラウドソーシングで集めるプラットフォーム。ビル&メリンダ・ゲイツ財団、ユニリーバ、マッキンゼーなどを顧客に持つ。ローンチから10ヶ月で売上高$150k。

VCV
採用プロセスを効率化するAIサービス。候補者の選定、電話インタビューや動画インタビューなどを全てボットで行なう。従業員1人を雇うのに平均で25時間かかっていたところを45分に短縮する。ARRは$600k、月次20%成長。pwcやMARS、ロレアルなどに導入済み。

Cryptomover
暗号通貨のインデックスファンド。10コインを一つのコインにまとめ、毎月リバランスする。フィーは1ベーシスポイント/日。

FalaFreud
オンラインセラピーを受けることができるサブスクリプションサービス。ブラジルのスタートアップ。ARRは$500kに到達。ユーザーは平均で1日3回サービスにアクセスし、15分セラピストとチャットや動画で会話する。

Fincheck
経費精算AI。コーポレートカードだけでなく、個人のクレジットカードやカレンダー、メールなどの情報も収集し、機械学習により経費を抽出してレポートする。

COR
プロジェクトの採算性を予測するサービス。ローンチから約7ヶ月で、ARRは$300k、Churnは0、LTV/CACは40x。

Plum
貯蓄を助けるチャットボット。銀行口座と連携させると、自動的に貯蓄を行なった上で、投資のレコメンドをしたり、支払いすぎている請求について変更を提案する。今年1月にローンチし、現在5万ユーザー、月次20%成長、$20Mを自動で貯蓄させた。創業者はTransferWiseの従業員No.5。

SOFY.AI
自動的にソフトウェアのテストを行なってフィードバックをくれるAI。ソースコードやドキュメントへのアクセスは必要なし。顧客の1社であるOffice365は、テスト時間を5倍短縮し、テストにかかるコストを10倍圧縮した。すでに200社8,000人以上のエンジニアに利用されており、売上高は4ヶ月で$100k。

Mira
糖尿病患者などのリスクの高い人のための生命保険。医療データやヘルスケアデータ、ファイナンスデータを組み合わせることでより詳細にリスクを見積もる。世界トップ5の再保険会社とパートナーシップ締結。

MailHaven
スマート郵便受け。家のデザインに合わせて外観は変更可能。本体$399+月$15。来月からUPSをパイロットカスタマーとしてローンチ予定。

 


 

Demo Day登壇企業の情報は、Demo Day特設サイトにもまとまっている。登壇企業のプレゼン資料や、直接連絡を取れるフォームもあるのでぜひアクセスしてみて欲しい。動画も数週間以内に500 StartupsのYouTubeにアップされる予定だ。なお、次回のDemo Dayなどの情報は500 Startups JapanのFacebookページで発信しているので、フォローして最新情報をチェックしてもらえれば幸いだ。

澤山 陽平

Managing Partner, 500 Startups Japan

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