市場規模の考え方と、投資家への伝え方

市場規模の考え方と、投資家への伝え方

こんにちは、500 Startups Japanの吉澤です。前回、起業家によるピッチの際に重要な「競合分析」に関する改善方法についてブログを書きましたが、今回は競合分析とならぶ重要なピッチ内容である「市場規模」に関する考え方と伝え方についてご紹介します。 市場規模が調達において重要な理由と、起業家がしがちな間違え 起業家の皆さんは、VCが「市場規模は十分に大きいですか」と市場規模の大きさについてよく言及しているイメージをお持ちではないでしょうか。実際、私たち500 Startupsも狙っている市場規模の大きさを重要な投資判断材料の一つとしています。 これはなぜかというと、まだトラクションはおろ…

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資金調達における、競合の考え方と投資家への伝え方

資金調達における、競合の考え方と投資家への伝え方

こんにちは、500 Startups Japanのシニアアソシエイトの吉澤です。日々起業家にお会いし、ピッチをしていただく中で、競合に関して「競合はいません」とだけ話す人がたまにいらっしゃいます。確かに競合がいないのならそれが理想です。しかし、「競合はいない」とだけ言われると投資家は「本当にそうですか?ちゃんと考えていますか?」と起業家の分析に疑問を感じたり、「競合いないなら、そもそもマーケットがないのでは?」とビジネスそのものの可能性を疑問視してしまうといったことがあるため、実はあまりポジティブな言葉ではありません。 競合について話すべき理由について、500 Japanの代表のJames R…

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資金調達プロセスは採用プロセスでもある

資金調達プロセスは採用プロセスでもある

私たち500 Japanの多くのポートフォリオ企業は、ここ数カ月の間に資金調達を行ってきました。私は、資金調達を支援する中で、ファウンダーらが直面する共通のジレンマに気づきました。それは「提示バリュエーションが低めだけど一流の投資家に決めるか、それとも提示バリュエーションが高めだけど二番手の投資家に決めるか」どうかです。ここで言う「一流」とは、(通常は実績に基づいた)強いブランド力を意味します。 私たちは通常、比較して提示バリュエーションが低めでもそれが合理的な範囲内であれば、一流投資家から資金調達を受けるべき、とアドバイスします。特に既存株主(私たち500 Japan!)の持分の希薄化が進む…

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投資家へピッチメールを送る際のポイント

投資家へピッチメールを送る際のポイント

こんにちは、500 Startups Japanの吉澤です。 VCがスタートアップと出資の話を進めるにあたり、そのファーストコンタクトの方法は様々です。既存投資先や知人からの紹介だったり、起業家からの直接のお問い合わせだったり、また時には、VCから起業家に連絡をすることもあります。どのチャネルを好むかはVCによるかもしれませんが、500 Startups Japanではどんなチャネルからでも起業家と繋がれることは大歓迎です。 私たちは2年前のファンド設立から、ブログやSNS、動画コンテンツといったマーケティングやPRを活発に行ってきました。こういった情報をご覧いただき、全く繋がっていない起業家…

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スタートアップにありがちなチームスライドと、その改善方法

スタートアップにありがちなチームスライドと、その改善方法

資金調達のピッチデックにおいて、チーム紹介のスライドは最も重要なスライドの一つです。シードステージやアーリーステージのスタートアップの場合には、ほぼ間違いなく最も重要なスライドと言えます。その時期には目立ったトラクションを具体的に示せないので、チームが最大のセールスポイントになるでしょう。しかし、残念なことに、日本ではイマイチなチーム紹介スライドを用意するスタートアップが多いです。 ありがちなのがこのようなスライドです、と聞いて驚くかもしれません。 身体的な外見と役職を除くと、投資家は、このスライドからどのような情報を読み取るべきなのでしょうか?確かに、名前に顔写真を付けたことは良いことです。…

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いつ投資家にコンタクトを取るべきか?

いつ投資家にコンタクトを取るべきか?

先日、とあるイベントでBeenextの前田ヒロ氏と共に登壇したところ、「投資家には、いつ話をし始めるのが良いと思いますか」というご質問を聴衆の方からいただきました。この方は、資金調達の必要性が生じる前に投資家に話し始めることに問題はないか、ということを知りたかったようです。 これは難しい質問です。というのも、投資家によるからです。2つの考え方があります。 一つの考え方は、第一印象が大事、決定的に大事であるというものです。アイディアに自信を持てない段階で、またはピッチに磨きがかかっていない状態で会うと、投資家は初対面のときのあなたの第一印象を、その後のあなたの全体的な印象へと無意識に結びつけてし…

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500 Startups Japanが実践している、コンテンツマーケティングの効率化

500 Startups Japanが実践している、コンテンツマーケティングの効率化

500 Startups Japanでは、起業家やLPの獲得、投資先企業の露出、一般の方へのスタートアップ認知の向上といった目的のために、マーケティングとPRに取り組んでいます。限られたリソースの中で最大限の効果を得るために、500 Startups Japanでは様々な工夫を取り入れています。 私たちはベンチャーキャピタルですが、リソースが限られているという意味では創業初期のスタートアップと近いものがあります。今回はマーケティングの専任スタッフがいない、創業初期のスタートアップでも始められる、コンテンツマーケティングの方法をご紹介したいと思います。プロダクトマーケットフィットを検証する際や、…

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調査レポート: 186社の登記簿から分かったスタートアップの資金調達の「相場」

調査レポート: 186社の登記簿から分かったスタートアップの資金調達の「相場」

「○○が○億円を調達した」「○○が○○億円のバリュエーションで調達中らしい」 スタートアップ界隈ではそんなニュースや噂が日々飛び交う。しかし、調達金額はともかく、実際のバリュエーションや詳細条件が表に出ることは極めて少ない。 だが、日本で会社を設立して経営する限り、基本的な情報を法人登記簿に記載する義務があり、さらにこれは誰でも取得できる。つまり、ある程度の粒度までであれば、その企業の株数や資本金の増減などの情報を得ることで、直近の資金調達ラウンドの詳細を推測することが可能だ。まさにこれに関して少し前にこんな会話もあった。 応援してるからこそなんですが、そろそろ「資金調達したけど調達額は非公開…

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SaaSビジネスで、トライアルキャンペーンを成功させるための6つの手法《後編》

SaaSビジネスで、トライアルキャンペーンを成功させるための6つの手法《後編》

このポストは、マーケティング支援SaaSのAutopilotでCMOを務めるGuy Marion氏が、Nail Your SaaS Trial ebookで書いた記事を一部直して投稿したものです。Nail Your SaaS Trial ebookは、Autopilotが発行している、無料トライアルから課金に繋げるための方法を記した無料の電子書籍です。前編はこちらからご覧いただけます! (ステップ1~3は、前編でご紹介しています。) ステップ(4) SaaSのトライアルで、ユーザーが課金するまでの一貫した流れを作る あなたのメッセージのターゲティングやタイミングを最適化しパーソナライズするため…

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Low Hanging Fruit Strategy 〜資金調達の際に考えるべき順番〜

Low Hanging Fruit Strategy 〜資金調達の際に考えるべき順番〜

私と澤山が500 Startups Japanのファンドの資金調達を開始した頃に、まずアプローチしたのは、有名なエンジェル投資家たちでした。しかし、こうしたエンジェル投資家の多くは、30万ドルから100万ドル程度の投資しかしません。これはファンドの目標額3,000万ドルを達成するには到底及ばない金額であり、クローズするには、おそらく30名から60名のエンジェルが必要になる計算です。とても効率の悪い資金調達プロセスであり、後からそれだけ多くの投資家をマネジメントするのにも大変苦労するでしょう。 では、なぜ私たちは、最初にエンジェル投資家にアプローチしたと思いますか? 私たちが最初に有名なエンジェ…

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