日本のGovtechスタートアップを探しています

日本のGovtechスタートアップを探しています

先日、Govtech Fundのファウンディング・パートナーであるRon Bouganim氏のポッドキャストを聞いてみました。元々Govtechには興味があったものの、日本ではまだ行政向けのサービスに取り組む強いチームに出会ったことがなく、残念ながら未投資の分野だったので、そのポッドキャストはとても興味深いものでした。それもそのはず、行政を顧客にするには超人的な努力が必要だからです。行政たるもの、遅くて非効率で官僚的なのが当たり前です。そのため、販売サイクルは長く、費用も高く、不透明です。B2G(business-to-government:企業対行政間取引)のスタートアップを始めようとする人…

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ベンチャーキャピタルというビジネス

ベンチャーキャピタルというビジネス

私にとって、ベンチャーキャピタリストになることは、必ずしも当初からの人生の目標ではありませんでした。他の多くのVCもそうであるように、気付いたらこの職業についていたのです。自分で興した会社を去ってすっかり疲れ切っていた頃、少しだけ落ち着いて、そして今までとは別の経験を積むという意味でいい所だなと思って、DeNAの投資部門で働くことにしました。起業家側から投資家側に転身すれば、多くの業界について学ぶ機会が得られるし、運が良ければ新規事業のアイディアも浮かぶかな、と思っていました。また、自分の会社だけでなく、多くの会社の状況を俯瞰できる、とも思いました。さらに、次の起業の土台づくりに利用できる強い…

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500の追加投資の決定は他者に左右されません

500の追加投資の決定は他者に左右されません

前ラウンドのリードインベスターが、次ラウンドのリードインベスターが誰であるかによって追加投資を決める、という話を起業家の方々から時々聞きます。おそらく、追加投資をコミットする前に「スマートマネー」の存在を確認したいのでしょう。投資家が様子見をしたくなる気持ちは分からなくもありません。 なぜなら、(信頼できる)別の方に企業を精査してもらい、その上で投資に値すると判断してもらえると、自分の中で確信を深めることができるからです。実は、追加投資をコミットする前にリードインベスターが誰になるのかを見届けたい、と私たちも言ったことがたしか1回はありました。しかし、いくつかの理由から、今はもう「様子見」の姿…

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日本における、プレシリーズAの増加

日本における、プレシリーズAの増加

シリコンバレーでは、スタートアップによるアーリーステージの資金調達が驚くほど細分化されています。少なめに見ても、エンジェル、プレシード、シード、ポストシード、プレシリーズA、そしてシリーズAがあるようです。 基本的にシードとシリーズAしかない日本とは大違いです。シードからシリーズAまでの間で資金調達をする場合、私たちはこれをシンプルに「ブリッジ」と呼ぶことが多いです。しかし最近は日本でも「プレシリーズA」が出現しつつあります。 いろんな意味で、プレシリーズAは、ブリッジラウンドを婉曲的に表現しているに過ぎません。シリーズAにふさわしいレベルのトラクションに到達しきれていない企業は、シリーズA前…

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起業は何処でもできるけど、スケールするには東京がベスト

起業は何処でもできるけど、スケールするには東京がベスト

数年前に、シリコンバレーの有名な投資会社の方とイベントでファイヤーサイドチャットしたときのことです。イベントの内容はあまり覚えていませんが、シリコンバレーに拠点を移すことについて彼が言った言葉は、なぜかずっと頭から離れませんでした。「トレーダーになりたいのであればニューヨークに拠点を移すべきだ。俳優になりたいのであれば、ロサンゼルスに拠点を移せばいい。でも、起業家になりたいのであれば、シリコンバレーに来るべきだ。」 彼のコメントはあくまでもアメリカ国内の話ですが、日本にもある意味当てはまるのではないか、とずっと考えていました。東京は間違いなく日本におけるシリコンバレーです。それどころか、日本に…

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メンターと起業家の関係をより良いものにする5つの考え方

メンターと起業家の関係をより良いものにする5つの考え方

500 Startupsと神戸市が開催する、日本初のグローバルアクセラレータープログラム「500 KOBE ACCELERATOR」。現在応募の最終受付中ですが、その最大の特長は、シリコンバレーの第一線で活躍するメンターから直接指導を受けられることにあります。 あまり知られていませんが、500のアクセラレーターでは、メンターと起業家の関係をサポートする役割のスタッフが配置され、常にそのやり取りをモニタリングし、より良いフィードバックが得られるように側面支援しています。本稿では、500の立ち上げ初期からこれを担当してきた昨年のプログラムマネージャーでもあるMax Fram-Schwartzのプレ…

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起業家がVCアソシエイトに会うべきケースと、会わなくていいケース

起業家がVCアソシエイトに会うべきケースと、会わなくていいケース

こんにちは、500 Startups Japanの吉澤美弥子です。私はベンチャーキャピタル(以下VC)のアソシエイトという立場で、日々多くの起業家とミーティングしています。その中で常に自問自答していることは、「起業家がパートナーに直に会うのではなく、まず私を介する意味とその価値を提供できているか」ということです。 VCにとっては、パートナーが投資の意思決定だけでなく、投資先の支援やファンドレイズにより多くの時間を割けるよう、なるべくパートナーの時間を確保したいと思っています。そのため、アソシエイトが先に起業家に会い、事前に絞り込むことは非常に合理的です。 しかしながら、起業家にとってはどうでし…

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日本の隠れたユニコーンたち

日本の隠れたユニコーンたち

数週間前にアメリカに向かっていた際に、私はとある調査を始めました。ここ2年間ぐらいの、日本のテック企業によるIPOの状況を知りたいと思ったのです。調査対象には、昨年IPOを行い、現在の時価総額が100億円(約9000万ドル)を超え、2008年以降に設立(ベンチャー・キャピタル・ファンドの満期は通常10年なので)されたテック企業を選びました。IPO時の時価総額ではなく、現在の時価総額に注目した理由については後述します。 IPO時の時価総額を基準にしたチャートは以下の通りです。唯一のユニコーン・イグジットはメルカリでした。他は5億ドルを下回る、より少額なイグジットでした。メルカリを含めると、12社…

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シリコンバレーを定期的に訪れる理由

シリコンバレーを定期的に訪れる理由

シリコンバレーは年に数回訪れるようにしています。シリコンバレーの企業に投資している訳ではなく、シリコンバレーに大口投資家がいる訳でもありません。では、なぜ訪れるの?とよく聞かれます。自分なりに幾つかの答えを考えてみました。 1つ目は、最新の動向に乗り遅れないようにするためです。シリコンバレーで話題になっていることを感じるために、シリコンバレーの方々とキャッチアップするようにしています。次のブームは電動スクーターのシェアリングだ、とTechCrunchで読むのと、実際に電動スクーターを利用したりそうしたスタートアップに投資した方々と話をするのとではだいぶ違います。現地の方々と話をすると、まだ記事…

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オリンピックが日本の未来を決定づける訳ではありません

オリンピックが日本の未来を決定づける訳ではありません

日本のスタートアップ界隈は今、いい感じに盛り上がっています。大企業幹部や官僚らがスタートアップ・イノベーションの必要性を声高に唱えていることにより、資金は流入し続けています。大企業に勤めるという従来の働き方をやめて、より大きな志を持ってキャリアチェンジする優秀な人たちも増えています。以前、自分が起業したときに私を好奇の目で心配そうに見ていた友人たちが、今では起業に関するアドバイスを私に求めてきます。スタートアップ・エコシステムにはかつてないほどの資金、人材および支援が集まっています。私たちは自らの力で、強力なスタートアップ・エコシステムを構築しつつあるのです。 しかし、こんなにも前進しているの…

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