スタートアップにありがちなチームスライドと、その改善方法

資金調達のピッチデックにおいて、チーム紹介のスライドは最も重要なスライドの一つです。シードステージやアーリーステージのスタートアップの場合には、ほぼ間違いなく最も重要なスライドと言えます。その時期には目立ったトラクションを具体的に示せないので、チームが最大のセールスポイントになるでしょう。しかし、残念なことに、日本ではイマイチなチーム紹介スライドを用意するスタートアップが多いです。

ありがちなのがこのようなスライドです、と聞いて驚くかもしれません。

身体的な外見と役職を除くと、投資家は、このスライドからどのような情報を読み取るべきなのでしょうか?確かに、名前に顔写真を付けたことは良いことです。時々、顔写真すらないスライドを見ることがあります。しかし、このスライドを改善する方法はいくらでもあります。

理解しておくべき重要なポイントは2つあります。

  1. 投資家は、チームのバックグラウンドを重要視します。アイディアはアイディアに過ぎません。「このチームは本当に実行できるのか?」を知りたいのです。
  2. 投資家の集中力は長く続きません。私たちは、良くも悪くも、デックにざっと目を通し、素早くフィルタリングする傾向があります。なので、できる限り速やかに「注目に値するスタートアップである」という印象を獲得すべきでしょう。

最も手早くそうした印象を築く方法は、シンボルを使うことです。ロゴがあるのには理由があります。文字では伝えきれない、人物や会社に関する情報を伝えるからです。視覚を通じて、膨大な情報量を一瞬のうちに伝達してくれます。ロゴを追加するだけで、チーム紹介スライドを劇的に改善することが可能になるのです。

次の改善点は、前職における成果をより詳しく書くことです。ここで、わざわざエッセイを書く必要はありません。今までの成果を示す、短い箇条書きを加えるだけでOKです。

こうしたちょっとした点を修正するだけで、効果は随分と変わります。あなたのデック、とりわけチーム紹介スライドこそが、顧客を獲得するランディングページだと考えるべきです。サイトの訪問者へのメッセージを作り上げるように、デックの訪問者へのメッセージも慎重に作成すべきです。ここで謙虚である必要はありません。大いに自慢すべきでしょう。意に反するかもしれませんが、あなたが売ろうとしているのは、チームがこれから作ろうとしているプロダクトではなく、あなたのチームなのです。

スライドの修正を終えたら、500 Startups Japanの問い合わせフォームより、ぜひデックを送ってくださいね!

James Riney

Managing Partner & Head, 500 Startups Japan

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