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資金調達プロセスは採用プロセスでもある

私たち500 Japanの多くのポートフォリオ企業は、ここ数カ月の間に資金調達を行ってきました。私は、資金調達を支援する中で、ファウンダーらが直面する共通のジレンマに気づきました。それは「提示バリュエーションが低めだけど一流の投資家に決めるか、それとも提示バリュエーションが高めだけど二番手の投資家に決めるか」どうかです。ここで言う「一流」とは、(通常は実績に基づいた)強いブランド力を意味します。

私たちは通常、比較して提示バリュエーションが低めでもそれが合理的な範囲内であれば、一流投資家から資金調達を受けるべき、とアドバイスします。特に既存株主(私たち500 Japan!)の持分の希薄化が進むことを考えると、これは一見直観に反するように思われるかもしれません。しかし、株主名簿に載せる人を選ぶことは、自分のチームに迎え入れるメンバーを選ぶことでもあるのです。新たなチームメンバーは、会社に新しい情報、人脈、評判やノウハウをもたらしてくれます。新たな投資家についても同じことが言えるでしょう。一流投資家が一流と呼ばれるのには理由があり、それはやはり彼らが前述したものをほぼ提供できているからなのです。

だからと言って、ブランドが全てという訳でもありません。ハーバードのMBAを持っていても、その人が必ずしもベストな候補者であるとは限らないからでしょう。ブランドという箔に惑わされることなく、どのくらいその投資家が本当に戦力になるかを把握しなければなりません。あなたの事業について深い理解を持っていますか?優秀な人材の採用支援はできますか?その投資家と組めば、今後資金調達し易くなりますか?これらは、あなた自身が自問自答しなければならない質問の一部です。そして、さらに大事なのは、1)あなたはその人たちと一緒に働きたいと思うかどうかと、2)その人たちはあなたの成功のために一生懸命動いてくれるかどうか、を確認することです。

結局、資金調達プロセスは採用プロセスのようでもである、と考えるべきでしょう。優秀な人材は高くなりがちです。採用の際には給与を支払い、資金調達の際には株式で支払います。そして、支払額に相当するものが手に入ります。合理的な金額の範囲内であれば、ケチケチしてはいけません。あなたの会社をよりよくする人たちを選ぶべきでしょう!

James Riney

Managing Partner & Head, 500 Startups Japan

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